【AI入門者必見】AI関連の資格おすすめ7選と習得する必要性

近年、AIという言葉をよく聞くようになりましたよね。将来AIに仕事を取られるなんて話も取り上げられたりします。そこで今後の仕事にも役立つようなAI関連の資格を取ろうと考えてる方も多いのではないでしょうか。

ただ、数ある資格の中でどれを取ればいいのか、未経験でも挑戦できるものなのかなど、いざ勉強を始めようとしてもわからないことだらけ。

しかも

こんなこと誰に聞けばいいのかさえ分からない…。

なんてこと、ありませんか?

当記事ではそんなあなたのために、おすすめの資格から取得する必要性までご紹介いたします!特にAI入門者には必見ですのでぜひ参考にしてください。

そもそもAIエンジニアに資格は必要なのか?

結論から申し上げますと、必ずしも必要だとは言えません。しかし、資格を持っていることでAIについての知識をアピールでき就職活動が有利になることでしょう。大手企業や技術力の高い企業に就職したい時など、場合によっては資格が必須になることも考えられます。

ではなぜ資格を取るのか。この「資格を取る目的」を明確にすることが重要なのではないでしょうか。資格にも様々な種類があるので、目的をまずは明確にした上で資格取得に向けて準備をしていきましょう。

AI資格を取得する価値はあるのか?

もちろん無価値ではありません。むしろ取得する価値は十分にあると言えるでしょう。

まず、AIとはひとつの専門分野になるので、専門知識やスキルが要求されます。実際、”AIを初導入する顧客のために要件定義から関わったり、運用設計を丸投げされてしまう案件が多く、上流工程への理解がないと厳しい”ようです。

また、資格を取るために勉強することでAIについての知識を深めることにもつながります。専門知識を深めることで、技術者や研究者とのコミュニケーションもスムーズになるでしょう。

ここからは資格を取得するメリット・デメリットにわけて詳しく見ていきましょう。

AI関連の資格を取得するメリット・デメリット

メリット

AI関連の資格を取得するメリットは

  • 自分のスキルの証明になる
  • 資格を取得することで自信がつく
  • 勉強をするモチベーションに繋がる

などがあげられます。

もっと具体的に内容を詳しく見てみましょう。

自分のスキルの証明になる

これが一番の目的と言っても過言ではないでしょう。資格名を一目見ればどのような知識・スキルが自分に備わっているのか簡単にアピールすることができます。

今後、さらにAIに関する技術が必要とされてくる社会が訪れるでしょう。来るときに自らの活躍の幅を広げることができます。

資格を取得することで自信がつく

ある分野の資格を取得することで、自分はその分野についてある程度の知識が身についたのだと思える、または試験に合格=自分の知識量が認められたと思えることで自らの自信にも繋がるでしょう。

勉強をするモチベーションに繋がる

資格試験に合格するという一定のラインが明確に設定されていることで、自分の目指すべき目標がわかりやすいですよね。その試験に合格するぞ!と思えることが資格試験勉強のモチベーションに繋がるのではないでしょうか。

デメリット

AI関連の資格を習得するデメリットは

  • 資格を取って満足してしまう可能性がある
  • 費用と時間がかかる
  • 必ずしも転職に繋がるわけではない

などがあげられます。

もっと具体的に内容を詳しく見てみましょう。

資格を取って満足してしまう可能性がある

そもそも、AI関連の資格を取る目的があって受講をするかと思いますが、その目的自体が「資格を取る」に変わってしまう可能性があります。資格を取ってからどうしたいのかが重要な部分で、その目的を忘れないように気を付けるべきでしょう。

資得取得の目的は

  • 資格を取得して転職を有利にする
  • スキルアップのために資格を取得する
  • 学習する目的が明確じゃないので資格取得を目標に頑張る

など色々あります。とりあえず資格獲得を目標にしている人もいるでしょう。

その場合は暗記するだけの学習にならないように気を付けましょう。暗記だけの学習だと基礎知識は学べても、スキルアップがそもそもできない可能性があるので、実践で使えるような学習を心がけることが重要です。

費用と時間がかかる

資格試験は無料ではありません。数千円のものから数万円のものまで様々ですが、少なくとも費用が掛かります。また資格試験勉強にはそれなりの時間が必要です。

いくら経済的に余裕があっても時間が確保できなければ資格試験に望むことすらできないでしょう。また、時間があったとしても効率的に使わねばなりません。効率的に試験範囲を勉強することが資格取得への近道です。

必ずしも就職・転職に繋がるわけではない

就職活動において重要視されるのは人柄やコミュニケーション能力でしょう。あくまで資格は補佐的な役割なので、資格を取ることで必ず内定を貰えるわけではありません。

ただ、資格を取ることで他の人と差別化でき、就職活動が有利になるのは事実だと言えます。

誰でもAI関連の資格を取得できるの?

  • 年齢に関係なく学生でもAI関連の資格は取得可能
  • 文系の人でも関係なく取得はできる

社会人から学生まで、年齢に関係なく資格を取ることは可能です。

また文系の人も心配ありません。興味があればどなたでも、壁を感じずに挑戦してみてはいかがでしょうか。

AI関連の資格おすすめ7選

AI関連のおすすめ資格一覧

資格名 おすすめな人 取得難易度
G検定 AI(人工知能)の全般知識を身につけたい人 B:そこそこ取得しやすい
E検定 エンジニアやプログラミング経験者向け C:取得が難しい
AI実装検定 AI学習をこれから始めたい人 A:取得しやすい
統計検定 統計を学び始めた人から
エキスパートまで様々
A:取得しやすい~
C:取得が難しい
画像処理
エンジニア検定
様々な分野のエンジニア・
プログラマーなど
B:そこそこ取得しやすい~
C:取得が難しい
Pythonエンジニア認定
データ分析試験
Pythonを活用するエンジニア・
データサイエンティスト
B:そこそこ取得しやすい
 ITパスポート ITを利活用する全ての社会人・学生 B:そこそこ取得しやすい

G検定

G検定とは、ディープラーニングを事業に活かすための知識を有しているかを検定するものです。G検定のGはGeneralistのGで、ジェネラリストとは「ディープラーニングに関する知識を有し、事業活用する人材」と定義されています。

2019年11月9日に行われた試験の結果によると、受験者数は6,580人、それに対し合格者数は4,652人(合格率70.7%)でした。合格率が高いように思えますが、2018年の合格率は総じて60%程でした。年々受験者数も増えているので、G検定の知名度が上がりしっかり対策して臨んだ人が多かったのかもしれませんね。

資格詳細

主催 一般社団法人日本ディープラーニング協会
資格名 G(ジェネラリスト)検定
公式サイト https://www.jdla.org/
費用 一般:12,000円 +税
学生:5,000円 +税
学習プログラム なし(自主学習が必須)
学ぶ内容 AI(人工知能)基礎、
機械学習(マシンラーニング)
深層学習(ディープラーニング)
開催期間 年2回
 開催場所 オンライン実施(自宅受検)
取得難易度
B:そこそこ取得しやすい
合格率:70,7%(2019年第3回G検定の結果)
(受験者数:6,580人、合格者数:4,652人)
こんな人におすすめ
AI(人工知能)の全般知識を身につけたい人 

E資格

E資格とは、ディープラーニングを実装するエンジニアの技能を認定するものです。E資格のEはEngineerのEで、エンジニアとは「ディープラーニングを実装する人材」と定義されています。

2019年8月31日に行われた試験の結果によると、受験者数は670人、それに対し合格者数は453人(合格率67.61%)でした。合格率は高いように思えますが、AI最高峰と言われるE資格ですので、試験内容はかなり難しいと考えられます。またE資格はJDLA認定プログラムを過去2年以内に修了しないと受験資格が認められません。

資格詳細

主催 一般社団法人日本ディープラーニング協会
資格名 E(エンジニア)資格
公式サイト https://www.jdla.org/
費用 一般:30,000円+税
学生:20,000円+税
学習プログラム あり
現場で使えるディープラーニング基礎講座
講座形態:ハンズオン@東京・名古屋・大阪、オンライン
講座時間:全8回コース、合計48時間
料金:対面講座:298,000円+税
オンライン講座:249,000円+税
学ぶ内容 応用数学、機械学習、深層学習、開発・運用環境
開催期間 年2回
 開催場所 全国指定会場
取得難易度
C:取得が難しい
合格率:67.61%(2019年第2回E資格の結果)
(受験者数:670人、合格者数:453人)
こんな人におすすめ
エンジニアやプログラミング経験者向け

AI実装検定

AI実装検定は2019年4月にできた新しい検定です。まだ第1回目も実施されていませんので、合格率などは不明ですが、中学校までの義務教育を受けていれば誰でも挑戦できること・AI学習の第一歩として挑戦できることから、比較的取得しやすい資格だと考えられます。

まだA級についての情報しか開示されていませんが、A級・S級と難易度が設定されているようです。初めてAIについて勉強する方、文系の方、キャリアチェンジを考えている方など、様々な人が挑戦できそうですね。

資格詳細

主催 AI実装検定実行委員会
資格名 AI実装検定
公式サイト https://kentei.ai/
費用 3,500円
学習プログラム なし
学ぶ内容 数学、プログラミング、深層学習の基礎理論
開催期間 2020年3月21日第1回開催予定
 開催場所 オンライン実施(自宅受験)
取得難易度
A:取得しやすい
こんな人におすすめ
AI学習をこれから始めたい人

統計検定

統計検定とは、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。統計検定4級から専門統計調査士まで、難易度が幅広く設定されているのが特徴です。受験方式は、全国の試験会場にて紙媒体を利用した検定試験と、CBT会場にてコンピュータを使って受験するCBT方式試験の二種類があります。

2019年6月16日に行われた試験の結果によると、4級は受験者数が343人、それに対し合格者数は250人(合格率72.9%)でした。対して準1級は受験者数が853人、それに対し合格者数は179人(合格率21.0%)でした。級によって合格率も変わるので、自分がどの級を受けるべきなのか見極めが必要そうです。

資格詳細

主催 一般財団法人統計質保証推進協会
資格名 統計検定
公式サイト https://qajss.org/
費用 3,000円~10,000円(級によって異なる)
学習プログラム なし
学ぶ内容 基礎から応用・専門知識まで様々
開催期間 年2回
 開催場所 全国指定会場
取得難易度
A:取得しやすい ~ C:取得が難しい
こんな人におすすめ
統計を学び始めた人からエキスパートまで様々

画像処理エンジニア検定

画像処理エンジニア検定はエンジニアが画像処理技術を用いて開発、設計するときに求められるスキルを評価する試験です。ベーシックとエキスパートの二種類あり、前期と後期の年2回開催です。問題はマークシート方式で出題されます。

2019年後期の合格率はベーシックが67.9%、エキスパートが32.6%という結果でした。エキスパートは非常に難しい資格試験と言えるでしょう。だからといってベーシックが簡単というわけでもなく、両者ともにしっかりとした対策が必要です。

資格詳細

主催 CG-ARTS協会
資格名 画像処理エンジニア検定
公式サイト https://www.cgarts.or.jp/kentei/
費用 ベーシック:5,500円
エキスパート:6,600円
学習プログラム なし
学ぶ内容 様々な分野の画像系ソフトウェアやシステム、製品などの開発を行うための知識
開催期間 年2回
 開催場所 全国指定会場
取得難易度
ベーシック
B:そこそこ取得しやすい
合格率:67.9%(2019年後期の結果)
エキスパート
C:取得が難しい
合格率:32.6%(2019年後期の結果)
こんな人におすすめ
様々な分野のエンジニア・プログラマーなど

Python3エンジニア認定データ分析試験

Python3エンジニア認定データ分析試験Python3エンジニア認定データ分析試験は2020年春に第1回開催予定の新しい資格です。

問題数40問(すべて選択式)に対し正答率70%で合格となります。主教材は「Pythonによる新しいデータ分析の教科書」(翔泳社)です。公式ホームページにて出題範囲と問題数が記載されているので、対策はしやすそうな印象です。

資格詳細

主催 Pythonエンジニア育成推進協会
資格名 Python3エンジニア認定データ分析試験
公式サイト https://www.pythonic-exam.com/
費用 一般:10,000円+税
学生:5,000円+税
学習プログラム なし
学ぶ内容 Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法
開催期間 2020年春第1回開催予定
 開催場所 全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター
取得難易度
B:そこそこ取得しやすい(正答率70%)
こんな人におすすめ
Pythonを活用するエンジニア・データサイエンティスト

ITパスポート

ITパスポートとは、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。新しい技術(AI・IoTなど)や手法の概要から、経営全般・IT・プロジェクトマネジメントの知識まで幅広く問われます。試験方式はCBT方式で、午前・午後・夕方の3つの時間帯で実施しています。(会場により異なる場合あり)

2019年11月度に行われた試験の結果によると、受験者数は8,226人、それに対し合格者数は4,373人(合格率53.2%)でした。そのうち社会人の合格率は60.6%、学生の合格率は43.2%と差が出ています。学習指針として試験問題100問を年2回公開しているようですが、それだけでは対策しきれない部分が少なからずありそうです。

資格詳細

主催 情報処理推進機構
資格名 ITパスポート
公式サイト https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
費用 5,700円
学習プログラム なし
学ぶ内容 新しい技術(AI・IoT・ビッグデータ)や手法の概要
経営全般(経営戦略・マーケティング・財務・法務)
IT(セキュリティ・ネットワーク)
プロジェクトマネジメント
開催期間 年2回
 開催場所 全国指定会場
取得難易度
B:そこそこ取得しやすい
合格率53.2%(2019年11月度結果)
こんな人におすすめ
ITを利活用する全ての社会人・学生

まとめ

今回はAIに関する資格について紹介しました。AIの資格にもいろんな種類の資格があることがわかりましたね。

自分にはどの資格が合うのか、習得すべきなのかをまずはしっかり見極めましょう。必ずしも転職できるわけではありませんが、転職を少しでも有利にしたい人は、この記事を参考にして挑戦してみましょう。

なんのためにAIの勉強をするのか目的がない人も、この資格習得を目的に勉強してみるのもいいでしょう。

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